自転車競技に1年2カ月ほど携わってきて、
いろいろ分かってきたこと、気づいたことがあります。

今回は競技中の落車について記事にしたいと思います。

つい先日のスズカ8時間エンデューロでの落車シーンでしたが、この日は落車が続出。ほんと凄かった救急車のサイレンの音を6回は聴いています。私の場合はワゴン車で回収されました、治療中にも再治療をしに着た方が2人いました。恐らく15人以上は落車していたんではないでしょうか。


~落車の原因~                   
【メカトラブル】
私の場合
・タイヤバースト
原因
使ってるタイヤが高圧タイヤなのでいつものように11bar、いや12近く入れていた
当日の気温も高く、路面温度は気温の約+20~30℃、それに加えて20インチの小径タイヤなので当然ロードに比べて回転数も多く路面との摩擦、摩耗も激しい。

レースはエンデューロの長丁場です、タイヤチューブ内の温度は上昇しバーストする。恐らく、タイヤ側面に傷が入ってたのかもしれません。

思えば昨年の夏のシマノ鈴鹿ロードでバイクラックに止めていたロードバイクの一台がバーストしたのを目撃したのを思い出しました。

気温が高い日や、路面温度が上がると想定される日、長時間走る日はタイヤの空気圧を低めに設定したり、タイヤ交換をしておく準備などが必要だった。

競技中に放送していた落車ケースの大半はオーバースピード
【オーバースピード】
・スピードの出し過ぎによってコーナーが曲がれず、
 スリップやハンドル操作、ブレーキングミスで落車
・協調走行中に前の自転車に接触し
特にこの日、下り坂は追い風だったり、ただでさえコースが広くて気持ちよくスピードも出しやすい。(レース経験の少ない方も多いし)
私が応急処置しているときに、再処置に来られてた2人は後方からタイヤをひっかけらたり、突かれてバランスを崩し落車したと言っていました。

【進路変更による接触】
・背後の確認なしで進路変更
・無茶な進路変更(いけるだろう、避けるだろう、何も考えてない)
私も1回、進路変更してきたロードに前タイヤをコツンと(軽く)ひっかけられた。

【集中力が低下】
・ブレーキングの遅れ
・体力が消耗と同時に集中力も低下
 疲れて下を向いている間に気づけばカーブ、気づけば前の自転車と接触

他に
【ポジション取り】
ここはなかなか経験していないゾーン
いろいろな要因があるんだろうな

~落車しないようにするには~            
・しっかりメンテナンスをする
・コースや天候によってセッティングを調整する
・無茶な走行はしない
・集中力が途切れないよう小まめに携帯食等を摂取する
・近距離で追い抜く際は声がけをする
・体感を鍛えてバイクコントロールを磨く
・???といろいろあると思います。

~自分ひとりだけのことではない~          
落車をすると、本人も痛いし、迷惑掛けるし(巻き添え等)、心配も掛けてしまう。最悪の事態もありえるという事を頭に入れ自転車(自転車競技)と携わっていくこと。


他にも落車について取り上げている記事が多くあるので
感心のある方は【自転車 落車の原因】をクリック


第8回スズカ8時間エンデューロ春SP参戦記事